アルサーガパートナーズアルサーガパートナーズ/日本全国のDX実現を目指すアルサーガパートナーズ、デジタル新規事業創出にまつわる社会課題解決のため体制強化とともに総額3億円調達

プレスリリース

アルサーガパートナーズ IT導入補助金に関するリリース

DX(デジタルトランスフォーメーション)プロジェクトに必要なIT戦略・UX/UIコンサルティング・エンジニアリング組織を全て社内に包含し、「日本全国でDX事業を成功させること」をミッションとして、多様な事業ドメインのナショナルクライアント、および官公庁のデジタル新規事業創出にまつわる社会課題の解決を目指すアルサーガパートナーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 / CEO・CTO:小俣泰明、以下「当社」または「アルサーガ」)は、このたび6月30日にシリーズAラウンドで、第三者割り当てによる総額約3億円の資金調達を行ったことをお知らせいたします。

 

これを機に当社は、デジタル新事業創出にまつわる社会課題解決に賛同するステークホルダーとのパートナーシップを強化すると共に、DXプロジェクトマネジメント、コンサルティング人員の増員、エンジニア・デザイナー人員を増強するための採用を進め、ナショナルクライアントとの協業戦略体制の立ち上げ、運用等の施策を実施し、日本全国のDX推進に向けた体制を一層強化致します。
 

  • 資金調達の背景

多くの経営者やビジネスパーソンが、デジタル技術を活用して、新規事業や社会に向けたサービスを創り出し、会社や組織、社会のあり方を変革するデジタルトランスフォーメーション(DX)の必要性を理解する一方で、現場にはさまざまな課題があります。経済産業省によるレポート「2025年の崖」などで指摘されているように、既存システムの複雑化・ブラックボックス化等に見られる技術的負債の解消、受託による人月商売から脱却するためのビジネスモデルの転換、アジャイル開発、デジタル人材不足への対応が急務となっております。

また、DXを推進するためのパートナーである従来型のITベンダーでは、システム受託開発における多重の下請構造(通称:「ITゼネコン構造」)が、開発コストの肥大化やシステム不具合、ITエンジニアの労働環境問題など、さまざまな社会問題を引き起こしてまいりました。

アルサーガは、ナショナルクライアントを中心としたお客様と直接取引をすることと、下請会社への委託を行わないことを両立することで、DXプロジェクトをお客様にとって適切なコストで実現可能な状態かつ、ITエンジニアにとって働きやすい環境を整備し、DXプロジェクトを推進する企業と、そのパートナーとなるIT業界のあり方が最適な状態で実現された、継続可能な社会を目指しています。

アルサーガは、DXプロジェクトの企画・開発のあらゆるニーズに対して、サービスを実現する機能を社内に包含した国内開発体制を敷いています。お客様のニーズに合わせ、IT戦略コンサルティング、UX/UIコンサルティング、プロジェクトマネジメント、ITシステム開発、ネイティブアプリ開発、Web開発(Webサービス、Webサイト制作)、UIデザイン(ロゴマーク、デジタルサイネージ動画、各種紙媒体等)制作などを柔軟に組み合わせることが可能です。この組織体制を強みに当社は、これまで製薬業界、不動産業界、エンターテイメント業界など60社以上の企業にサービスを提供してまいりました。

「2025年の崖」が残り4年に迫り、スピード感を伴ったDX戦略の実行、デジタル企業に変革するための組織づくり、コストの最適化、デジタル人材の育成および創出等、IT戦略の最適化を通じてアプローチすべき課題に対して、社会的な注目は年々高まっています。

「最高品質を最速で。」をコーポレートスローガンとして掲げるとともに「“人をつくる”だから“物をつくれる”」を企業理念に掲げるアルサーガは、日本全国のDX事業成功に向けた歩みを加速させるため、ステークホルダーとの連携強化および事業のさらなる成長を目的として、今回の資金調達を実施する運びとなりました。
 

  • アルサーガパートナーズが目指す「DX(デジタルトランスフォーメーション)」について

アルサーガは、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」を、「(1)デジタル技術を活用して、新規事業や社会に向けたサービスを創り出し、会社や組織、社会のあり方を変革するための取り組み。(2)これまでの仕事のやり方や暮らし方などを変革し、新たな事業価値・社会価値を創出すること」と定義しています。

アルサーガをDXパートナーとして選定いただくナショナルクライアントの拡大に伴い、業種、業界を超えたサービス開発、組織変革のノウハウが蓄積されています。当社は、受託開発事業で蓄積した経験を、より多くのクライアントへ還元することで、日本全体のIT事業の最適化を図り、世界に通用する産業へ発展する未来の実現へまい進してまいります。
 

  • 資金使途:体制強化

今回調達した資金の主な使途は下記の通りとなります。

(1)DXプロジェクトマネジメント、コンサルティング人員の増強
「社内一貫型開発」の中心である、プロジェクトマネージャー(開発ディレクター職)の採用を加速させます。また、お客様のDX事業の推進パートナーとなるIT戦略コンサルタントの採用、ならびにエンドユーザーに最適な顧客体験や、デザイン面の体験を届けるためのUX/UIコンサルタントの採用を加速させます。

(2)エンジニア・デザイナー人員の増強
アルサーガは、未経験のポテンシャルエンジニア、ならびにポテンシャル人材を育成する中堅層を採用し、当社の成長ノウハウを活用し育成することで、サービスを提供しております。この取り組みをけん引するミドル層、ポテンシャル層のフロントエンドエンジニア、サーバーサイドエンジニア、インフラエンジニア、ネイティブアプリエンジニア、QAエンジニア、UX・UIデザイナーの採用を加速させます。

(3)ナショナルクライアントとの協業戦略体制の立ち上げおよび運用
アルサーガは、当社の開発経験をナショナルクライアントに提供し、より強固なパートナーシップを築くことで、さまざまな事業ドメインのDXの最適化が達成できると考えております。より深い関係性で事業を推進することで、受託開発における無駄なコミュニケーションを排した上で、新事業開発をすることが可能となります。この協業戦略体制を実現する組織の立ち上げ・運用を加速させます。
 

  • 引受先企業

・日本ベンチャーキャピタル株式会社
・米ペガサス・テック・ベンチャーズ
・三菱地所株式会社
・日鉄興和不動産株式会社
 

  • 資本業務提携契約の締結について

資金調達と同時に、日鉄興和不動産株式会社、三菱地所株式会社と資本業務提携契約を締結しております。

日鉄興和不動産株式会社とは、ITシステム企画開発、並びに及びそれに関連する内容戦略や方針の策定等への取り組み、IT人材採用面での協業等を推進致します。

三菱地所株式会社とは、ITサービス・システム開発の共同検討及び保守・運用の推進、先進技術、手法の情報共有等が中心的な取り組みとなります。

今般の日鉄興和不動産株式会社、三菱地所株式会社との資本業務提携契約は、各社の関係をより強固なものとし、今後、さまざまな協業を強力に進める原動力になるものです。各社が強みとするビジネス領域、そしてアルサーガの豊富な開発実績という、相補う強みを掛け合わせることで、提携の効果を最大限に引き出し、関係のさらなる深化とサービスの実現について、幅広く検討および実現致します。

業務提携契約につきましては今後、本発表以外に、戦略的な提携についてさらに幅広く検討し、本年7月中旬以降を目途に、合意できたものにつきましては、改めて発表致します。
 

  • 新規引受先各社コメント

日本ベンチャーキャピタル株式会社 代表取締役会長 奥原 主一 氏
「DX化」という言葉が様々な媒体に毎日登場する現状、既存のビジネスプロセスを全く変えずにデジタル化だけ行っている例が散見されます。当社の様にビジネスプロセスのみならず商流まで変える提案力を持っている会社が、コロナ禍の後の日本を変える原動力になると考え投資の意思決定に至りました。投資後も当社の成長を加速させる応援をしていきたいと考えています。

米ペガサス・テック・ベンチャーズ  創業者 代表パートナー兼CEO アニス・ウッザマン 氏
アルサーガの日本のDX推進に対する取り組みに共感し、今回のラウンドでリード投資家として出資させていただきました。私たちペガサスは、シリコンバレーを含む世界16カ国・地域に拠点があり、世界35社以上の大手企業とベンチャー投資ファンドを組成しています。このペガサス独自のグローバルネットワークを通じて、アルサーガの更なる成長を支援させていただきたく考えています。日本のDX推進のため是非頑張っていただきたいです。

日鉄興和不動産株式会社 代表取締役社長 今泉 泰彦 氏
今般の資本業務提携において、弊社のDXを推進するうえでの力強いパートナーを得たことを大変嬉しく思います。アルサーガ社との協業を通して、デジタルを活用した弊社の不動産事業における新たな顧客体験の創出を目指すとともに、アルサーガ社のIT業界における確固たる地位確立の一助となれるよう最大限支援させて頂きます。

三菱地所株式会社 DX推進部長 太田 清 氏
システム開発だけでなくUI・UXデザイン能力の高い貴社をパートナー企業として業務連携することで、当社の様々なタッチポイントでのお客様の体験価値を向上させ、当社のDX推進に更なるドライブがかかることを期待しています。

■日本ベンチャーキャピタル株式会社について
本社:東京都千代田区丸の内二丁目4番1号
代表者:多賀谷 実
設立 :1996年2月1日
資本金:20億5,000万円
事業内容:ベンチャー企業への投資

■ペガサス・テック・ベンチャーズについて
ペガサス・テック・ベンチャーズは、米国シリコンバレーに本社を構え、世界35社以上の大手企業からLP出資を受け入れており、大手企業のイノベーションのサポートを基本業務とするベンチャーキャピタルです。これまでに世界180社以上のスタートアップに投資を実施しています。日本では、マネーフォワード、メタップス、ココペリ、モダリス、ジーニー、エアトリ、AI CROSSといった既に上場した企業のほか、テラモーターズ、ユニファ、モンスターラボ、スターフェスティバル 、Life is Tech、FiNC等への投資を行っており、これら投資先の海外展開支援を手掛けた実績を有します。世界の投資先企業はSpace X、Airbnb、Coinbase、DoorDash、So-Fi、23andMe、Robinhoodなどがあります。ペガサスは、ベンチャー投資ファンドを世界の大手事業会社と設立しており、日本では、㈱アイシン、双日㈱、セガサミーホールディングス㈱、日本特殊陶業㈱、㈱ジャパネットホールディングス、朝日放送グループホールディングス㈱、㈱CAC Holdings、帝人㈱、台湾ではASUS、ACERなどがあり、大手事業会社と世界のベンチャー企業を繋ぐ架け橋として事業拡大やグローバル展開を支援しています。詳細については、https://www.pegasustechventures.comをご覧ください。さらにペガサスは、世界規模でイノベーションを促進するため、世界最大級のネットワーキング&ピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ」(https://www.startupworldcup.io/)の主催も手がけ、世界60の国と地域で予選を繰り広げています。

■日鉄興和不動産株式会社について
本社:東京都港区赤坂1丁目8番1号
代表者:代表取締役社長 今泉 泰彦
設立 :1997年3月24日(創業1952年10月15日)
資本金:198億円(2020年3月31日現在)
事業内容:オフィスビルの開発・賃貸・管理
マンション・戸建住宅の開発・分譲・賃貸
物流施設・商業施設等の開発・賃貸・管理
外国人向け高級マンションの賃貸・管理
不動産の売買・仲介・鑑定・コンサルティング
不動産証券化商品の企画・出資

■三菱地所株式会社について
本社:三菱地所株式会社
代表者:吉田 淳一
設立 :1937年
資本金:142,414百万円(2021年5月21日現在)
事業内容:オフィスビル・商業施設等の開発、賃貸、管理等
 

  • アルサーガパートナーズ株式会社 について

アルサーガパートナーズ株式会社は、「最高品質を最速でつくるモノづくり集団」をコンセプトとした、ワンストップ型ITシステム開発スタジオです。ワンフロア内にIT戦略コンサルティング・UX/UIコンサルティング・企画・エンジニアリング・デザイン・保守運用などITシステムの開発に必要なすべての機能を備えています。エンジニアが9割を占める組織構成でユーザー企業と直接取引を行い、かつ下請会社をもたないことをモットーとしており、適正なコストでのサービス提供が可能です。デジタル・トランスフォーメーション(DX)を、トレンドワードとしてではなく、お客様のビジネスに真に貢献するITシステム開発として、各種サービスを提供いたします。

本社:東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号 渋谷マークシティウエスト15階
代表者:代表取締役社長 CEO/CTO 小俣泰明
設立 :2016年1月
資本金:3億4,000万円(資本準備金含む)
社員数:152名(2021年6月末現在)
Web:https://www.arsaga.jp
事業:ワンストップ型ITシステム開発スタジオ事業
IT新規事業コンサルティング/エンタープライズシステム新規事業企画(DX)開発/ウェブシステム企画・開発/アプリケーションシステム企画・開発