ソラコムソラコム/通信するAIカメラ「S+ Camera Basic」で「動画プレビュー」機能を提供開始

ソラコム IT導入補助金に関するリリースです。IT導入補助金とはITツールを導入しようとする事業者に対して、ITツール導入費用の一部を補助する制度です。

アルゴリズムをトリガーにした動画記録の開始・停止、クラウドへの転送に応用可能

​株式会社ソラコム(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長 玉川憲、https://soracom.com/、以下ソラコム)は 、通信するAIカメラ S+ Camera Basic(サープラスカメラ)において、「動画プレビュー」機能を2021年3月9日から提供開始します。

S+ Camera Basicは、IoTプラットフォームSORACOMのノウハウを活かしたAIカメラです。セルラー通信を搭載することで、導入にかかる作業を軽減、現地に行くことなく遠隔からAIアルゴリズムを必要な時に更新できるようにしました。無料でご利用いただける物体検出など6つのサンプルアルゴリズムや、カメラの購入前に操作を試せるトライアル機能によって、用途にあわせたAIカメラソリューションの開発と提供をサポートします。

この度提供開始する「動画プレビュー」機能は、S+ Camera Basicにアクセスし、カメラ内の動画を閲覧できる機能です。管理コンソールから動画キャプチャを開始すると、過去最大10分前から記録開始後の動画を閲覧できます。例えば、設置したカメラのアルゴリズムの精度を向上させるために定期的に映像を取得しチェックするケースや、アルゴリズム実施にエラーがある場合に実際の動画を見て対策を検討するケースで役立ちます。

さらに、カメラ側のAIアルゴリズムをトリガーとして、動画キャプチャを開始しクラウドに転送するという仕組みも構築可能です。例えば、カメラ側の物体検出のアルゴリズムで人を検知した場合、そのイベント発生の30秒前から1分間後までの動画をクラウドに蓄積するシステムにも応用できます。

ソラコムは、これからの社会で必要となる技術を誰もが使える社会を目指す「IoTの民主化」を掲げ、SORACOMプラットフォームを通じて、テクノロジーによるイノベーション創出に貢献します。

■ S+ Camera Basicの「動画プレビュー」機能概要
 提供開始日:2021年3月9日

特徴

  • カメラの撮影している動画を専用コンソールで取得
  • 過去最大10分前からキャプチャ開始後の動画を閲覧
  • アルゴリズムをトリガーとした動画キャプチャ開始・停止、クラウドへの転送も可能

利用方法
SORACOMユーザーコンソールから利用
SORACOM Mosaicコンソール(S+ Camera Basicを利用するための専用コンソール)をご利用の場合、追加料金なしでご利用いただけます。
* 別途、データ通信量がかかります。

■ S+ Camera Basicについて

価格:54,780円(税込)
本体、ACアダプタ、汎用型マグネットマウント、SORACOM 特定地域向け IoT SIMカード plan-D サイズ:マイクロ(データ通信のみ)を含む

特徴
●セルラー回線標準搭載
データの送受信にセルラー回線を利用するため、ネットワーク環境の構築が不要。データの漏洩リスクもありません。また、通信切断時も自動で復旧します。

●アルゴリズムの遠隔更新
エッジ処理ができ、専用のコンソールからアルゴリズムを遠隔操作で更新可能。
OS停止時も自動で再起動するため、設置作業以外で現場に赴く必要はありません。

●かんたん設置
重量はたったの300gで超軽量。電源に接続するだけですぐに利用できます。さらに、汎用マウントを利用すれば設置場所を選びません。

●6つ* のサンプルアルゴリズムを無料提供
S+ Camera Basicでは、お客様が開発したアルゴリズムはもちろん、ソラコムが提供する身近な利用を想定したサンプルアルゴリズムをご利用いただけます。

<現在提供中のサンプルアルゴリズム>

* サンプルアルゴリズムは随時追加予定
* サンプルアルゴリズムの一部のパラメーターはカスタマイズ可能
S+ Camera Basicの詳細:https://info.soracom.com/SplusCamera