BONX/BONXを活用した音声DXソリューションが松屋銀座で稼働開始

メンズクラブでの採寸の様子

音声によってあらゆるシチュエーションでのチームの成長に貢献する「Team Growth Platform」を提供する株式会社BONX(東京都世田谷区、代表取締役CEO:宮坂貴大、以下「BONX」)は、松屋銀座様において、音声コミュニケーションツール「BONX WORK」を活用した新しい音声DXソリューションを導入したことをお知らせいたします。
このソリューションを通じて、オーダースーツの採寸業務という百貨店ならではの接客サービスを、音声通信・音声認識といったデジタル技術によって効率的に実現することが可能となり、接客中の応対人数を調整することで接客中の三密対策につなげることも可能です。BONXは、今後も音声を活用した”現場”におけるDXソリューションを展開して参ります。
【概要】
昨今、”DX”という言葉が広く世に知られるようになってきており、様々な現場でデジタル技術を活用した業務改革が拡大しています。特に新型コロナウイルス拡大以降、現場系業務を中心に、三密対策として距離を取りながらも非接触型で隣にいるかのようにコミュニケーションが取れるBONXがいっそう注目を浴びてきています。

加えて、昨今の音声認識技術の進歩によって、PCやタブレットへの手動でのデータ入力ではなく、音声を発するだけで自動でデータが入力できたり、あるいは必要な情報を検索しアクセスしたりと、音声を用いたデジタル技術の拡大は更に広がってきております。BONXでは、このような業務シーンにおける音声のさらなる活用を「音声DX」として展開してきています。

 
今回、歴史ある老舗百貨店「松屋銀座」様店頭における紳士用スーツの採寸業務において、BONXが株式会社リコー(本社:東京都大田区、社長執行役員:山下良則 以下、リコー)と開発した、「熟練のスタッフがお客様と会話しながら、採寸した情報を言葉で発するだけで自動登録する」システムが導入されました。
 

メンズクラブでの採寸の様子メンズクラブでの採寸の様子

音声でのデータ入力音声でのデータ入力

音声入力結果の確認音声入力結果の確認

採寸結果の表示画面採寸結果の表示画面

【音声採寸ソリューションについて】
松屋銀座様では、紳士服(スーツ)売り場の業績拡大施策として、会員登録をすれば高品質な百貨店クオリティのパターンオーダースーツを手に入れられる「松屋メンズクラブ」事業を展開され、非常に好評を博しております。熟練のスタッフによるカウンセリング・採寸を通じ、お客様それぞれにあったベストなスーツを購入することが可能です。

他方、採寸中は両手がふさがり他の作業ができないことによって、1名のお客様の接客に多くの人手がかかってしまうという難点があり、ビジネス拡大の観点でのお悩みがおありでした。具体的には、採寸スタッフの両手が塞がってしまうため、横に別のスタッフが同席し口頭で読み上げる内容を紙にメモし、さらに別のスタッフが顧客情報管理システムへ入力する、という作業工数の多いオペレーションにならざるを得ませんでした。これに対し、BONXとリコーが、協業取り組みによって音声を活用した新しいソリューションを開発。BONXがヒアラブルデバイスと音声通信技術の製品やサービスを提供し、リコーが音声認識技術サービスや顧客情報管理システムと連携する採寸アプリケーションを開発しました。BONX製のヒアラブルデバイスを装着した採寸者が発話した「ウエスト、85センチ」といった音声を認識し、顧客データベースにデータとして自動的に格納することが可能となっています。一定のトレーニング期間を経て実際のメンズクラブ売り場における採寸業務においてソリューションをご試用いただき始めており、百貨店での現場業務における音声DXを推進している状況です。
 

システム構成イメージシステム構成イメージ

【コロナ禍における採寸ソリューション導入の副次的な効果】
背景に記載したとおり、元々はメンズスーツ売り場における業務効率の向上と集客の拡大、それによる売上げアップを目的に検討頂いておりました。しかし2020年、コロナ禍による三密対策が急務となり、リアル店舗では非常に厳しい感染対策の実施を余儀なくされました。

採寸ソリューションにより、業務効率があがることでお客様の”密”を防ぐことが可能に。加えて、接客中に同じ空間に集まるスタッフの人数抑制につなげることが出来るため、リアル店舗における接客クオリティを落とすことなく、より安全な接客サービスの提供に繋がることが期待されています。

【松屋銀座様コメント】
株式会社松屋 銀座本店 事業推進部事業推進課  黒岩様
「これまでお客様の採寸を行う際に二名一組で対応していましたが、この採寸ソリューションにより一人で大半の作業を完結できるのは大きな進歩だと思います。」

株式会社松屋 経営企画部 システム課デジタル戦略チーム 田中様
「今のコロナ禍においてマスクを装着していても非常に音声認識の反応がよく、使用感もわかりやすいので、幅広い年齢層のスタッフがスムーズに活用することができそうです」

BONX WORKについて
2017年9月よりBONX for BUSINESSのサービスを開始。ローンチ当初は「コミュニケーションで現場は加速する」をキーワードに、様々な”現場”で活躍されるクルーの皆さんの仕事を音声によって支援してきた。ハードな環境下での使用を想定したUIとUXは、ビジネスシーンにおいても、現場での業務にフィット。また、距離的に分散することで業務上のコミュニケーションが難しくなってしまった”オフィス”のリモートワーカーに向けて2020年5月に新機能を多数追加した。単なる業務改善ツールではなく、チームコラボレーションツールとしてチームの成長に貢献している。

※1月末よりサービス名称を「BONX for BUSINESS」から「BONX WORK」に変更致しました。

株式会社BONXについて
https://bonx.co.jp/

2014年に宮坂貴大が創業。アクションスポーツ中における仲間とのコミュニケーションの課題からBONXを着想し、2016年12月に「BONX Grip」の発売を開始。2017年12月には法人向けサービスBONX for BUSINESSをスタートさせました。2019年7月に第85回エンデバーISP(最終国際選考会)にて日本起業家としては7社目となるエンデバー・アントレプレナーとして選出され、2019年11月から2020年6月に行った新プロダクト「BONX mini」のクラウドファンディングでは約8,000万円の支援を頂き目標を大幅に達成。2020年6月にはBONX for BUSINESSの大幅なソフトウェアアップデートを行い、音声による常時接続による密なコミュニケーションを実現。2021年1月にサービス名をBONX WORKに変更。BONXは、スポーツ/小売/介護/飲食/病院/建築現場/リモートワークなど、あらゆるシチュエーションでのチームの成長に貢献するTeam Growth Platformとして拡大しています。

松屋銀座メンズクラブについて
松屋銀座では、一流企業で働くビジネスマン、エグゼクティブの成功をサポートするクローズ型会員組織「松屋メンズクラブ」を展開しております。百貨店ならではのクオリティで、ビジネスファッションから日々の生活における様々なシーンに役立つ情報まで経験と実績に基づいてご提案いたします。完全予約制のパターンオーダースーツは上質な国内外の生地を豊富にそろえ、カウンセリングから採寸、ディテールの選択まで、業界に精通したプロフェッショナルがOne to Oneでご案内いたします。

社名:株式会社BONX (BONX INC.)
代表:宮坂貴大
設立:2014年11月
本社所在地:東京都世田谷区駒沢4丁目18-20
本リリースに関するお問い合わせ:pr@bonx.jp