有限会社中むら/伝統的な暖簾(のれん)づくりのDXへの挑戦

有限会社中むら IT導入補助金に関するリリース

暖簾(のれん)の企画・デザイン・製作・プロデュースを手がける中むら(東京)は、伝統的なものづくりのデジタルコミュニケーションによる新たな顧客体験を提供することに取組み、2021年2月3日にwebサイトをローンチしました。
https://nakamura-inc.jp/
■企業概要
中むらは国内外の様々な店舗・商業及び宿泊施設などへ暖簾を製作しています。大正12年に東京・神田で創業。
平成25年に現代表・中村新が暖簾事業を立上げ、暖簾を通じて染織技術をはじめとした日本の手工業や工芸の新たな価値や関係性づくりに挑戦しています。製作事例/とらや東京ミッドタウン店・コレド室町など国内外に多数。
 

 

■開発の背景

新型コロナウィルスの影響により、伝統産業に於いても社会との新たなコミュニケーションへの変換を迫られています。この契機に、中むらはデジタル技術を活用して暖簾に関わるより多くの情報や顧客体験を世界に提供することに取組みました。デジタル素材を用いた暖簾づくりの仕組構築や多様なつくり手のリソース、暖簾文化を現代に再提案するべく様々な有識者との対談コンテンツ等をwebサイトに実装し、プラットフォームとして展開することでDXに挑戦しました。

webサイトの開発や映像をはじめとしたクリエイティブは、デジタルコミュニケーションの第一線で活躍している株式会社エードットと協働しました。伝統的なものづくりとデジタル技術を掛け合わせることで、これからの伝統産業や文化の新たなコミュニケーションの在り方を示せることを目指します。

中むらwebサイト:https://nakamura-inc.jp/

暖簾考:https://shin-nakamura.jp/    (21世紀のNORENを考える対談)

a.journal:https://m.a-dot.co.jp/design/entrance-to-japanology-nakamura-first/
(サイトリニューアルについての取材記事はこちら)

 

■今後のヴィジョン

暖簾が日本の染織技術や文化と人々をつなぐ接続装置となることを目指します。暖簾は日本文化の特質を多分に包容しており、街の景観をつくる大切な要素です。その背景にある、境界・老舗・間などの哲学や思想は西洋とは大きく異なる日本独自のものです。日常にあたり前に存在する暖簾を改めて現代に再提案することで、暖簾文化を普及し、そこへ日本の染織技術を実装することで、伝統産業をはじめとした日本文化を世界へ提案して行きます。

※株式会社BIRDMANは2021年1月1日の吸収合併により株式会社エードットとなりました。(https://ssl4.eir-parts.net/doc/7063/tdnet/1891126/00.pdf

有限会社中むら / NAKAMURA inc.
〒101-0054 東京都千代田区神田小川町3-28-13
ラフィネお茶の水1104 050-3716-3980
info-jp@nakamura-inc.jp