
本取り組みは、経営戦略の中で掲げた「業務改善と業績の向上」の実現に向け、企業変革プラン「Transform Olympus」として検討してきた、当社のサプライチェーンマネジメントの最適化に向けた物流の効率化の取り組みの一つです。このたび本設備の導入をきっかけに、さらなる出荷作業効率の向上を実現し、新常態(ニューノーマル)においても、物流を止めることなく、多様化するお客様のニーズにスピーディーに対応し、製品をご提供できるようにしてまいります。
当社が取り扱う製品は大小さまざまな医療・科学関連製品で、ロジテックス全体では、約8200種類にもおよびます。特に医療現場に供給するシングルユース製品などにおいては、多品種・小ロット・短納期の対応が求められており、症例にあわせた治療機器の安定供給が必須となっています。
今回の設備導入では、出荷製品のピッキング作業および、配送便仕分け作業を自動化することで、1日の最大出荷能力を従来比約1.8倍に向上させることができます。また、コロナ禍においても、作業者の移動や作業者同士の接触を最小限に抑えることで、安全・安心な職場環境の実現にも寄与できると考えています。オリンパスは、世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現に向け、不確実な世の中でも対応できるように、継続的に物流改善に取り組み、お客様の多様なニーズに対応し続けていきます。
※1 自社調べ
※2 自社調べ
オリンパスのホームページ(https://www.olympus.co.jp/news/2021/nr02032.html)にて自動化設備の紹介動画を掲載しています。
- 導入設備の概要とメリット
以下の設備を導入し、従来比約1.8倍の最大出荷能力を実現しつつ、従来比40%減の業務工数を達成し、削減した工数を他業務に充て生産性を向上します。
- ロボット倉庫「AutoStore」(株式会社オカムラ製)を活用した、自動ピッキング設備①
使用期限を正確に管理しつつ、約2,000種類 25万点以上ある製品を高密度に収納することで、効率的に管理。作業者は移動することなく、製品をピッキングできる。自動ピッキング設備②よりも保管効率を重視した設備。
- 「バケット自動倉庫」(村田機械株式会社製)を活用した、自動ピッキング設備②
製品の使用期限を正確に管理しつつ、約1,000種類 10万点以上ある製品の中から、出荷したい製品を最短30秒で回収可能。作業者は移動することなく、製品をピッキングできる。自動ピッキング設備①よりもスピードを重視した設備で、より出荷頻度の高い製品は本設備で取り扱う。
- 「ユニシャトルHP」(村田機械株式会社製)を活用した、配送便別仕分け管理設備
ピッキングされた製品を本設備にてお客様のオーダーごとに集約し、配送便の行き先、出発時間、緊急度などを元に自動で仕分ける。出荷準備に要していた時間を最短化しつつ、出荷準備用に確保していたスペースを有効活用できる。
- オリンパスについて
オリンパスは医療分野、ライフサイエンス分野、産業分野で、お客様のご要望に沿った様々なソリューションを提供しています。東京をはじめとし、全世界約40の国と地域、35,000人以上の従業員が活躍する企業です。病気の予防・診断と治療に貢献する、生命科学の研究に寄与する、そして、人々の安全を守る。100年を越え、オリンパスはこれからも、世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現のために、歩みを進めてまいります。
本リリースに掲載されている社名及び製品名は各社の商標または登録商標です。